私たちは何を食べるべきではないか
人間の健康にとって、日々何を食べるかは非常に重要である。私たちは何を食べ、何を食べるべきではないのだろうか。
ずばり、数多くの信頼できる研究によって健康に悪いと考えられている食品は、①赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない)と加工肉(ハムやソーセージなど)、②白い炭水化物、③バターなどの飽和脂肪酸の3つである。
順に説明していきたい。
健康に悪い食べ物① 牛肉・豚肉・ハムなど
2015年10月、世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)が、「加工肉には発がん性があり、赤い肉にはおそらく発がん性がある」と発表[*1]した。「加工肉」とは具体的にはハム、ソーセージ、ベーコンなどのことである。
また「赤い肉」とは、牛肉や豚肉のように見た目が赤い4本足の動物の肉のことであり、一般的に脂が少ないという意味合いで使われる「赤身の肉」とは意味が異なる。