#1 【漫画あり】毎日全裸でバットを振り、飼い猫まで殺した男と向き合う
#2 【漫画あり】なぜ37歳の才女は汚物まみれのゴミ山で暮らすようになったのか
#3 【漫画あり】全身根性焼き、舌も自分で噛み切った兄のために弟は…
#4 【漫画あり】飲み会に誘ってセックスを動画撮影も…プアな大学生たちの貧しい現状
#5 【漫画あり】浴室で日本刀を振るひきこもり少年の末路は…
#6 【漫画あり】美人キャバ嬢はなぜドラッグに手を出したのか…
#7 【漫画あり】「警察や保健所に頼んでも埒があかん」
#8 【漫画あり】3語しか話せなくなった脳梅毒の男

#8からのつづき

本当の部分は世に出せていない児童養護施設

――新作漫画『それでも、親を愛する子供たち』が配信開始になりましたが、本作を手がけることになった経緯を教えてください。

この園長のモデルとは前々から親しくて、彼のOKが出るようだったら児童養護施設を舞台に『「子供を殺してください」という親たち』よりも注目される漫画が作れるなと思っていたんです。

それで少しずつ準備を進めていたんですが、去年の暮れに担当編集の岩坂(朋昭)さんが、私と鈴木(マサカズ)先生を招待してご馳走してくれたんですよ。その席で鈴木先生が「自分ところのアシスタントを育てていかないといけない」と言っていたので「実は漫画になるんじゃないかなと思っている話があって……」と、この話をしたところ、その場であっという間に決まってしまいました。

実は、密かに今回は他の出版社から出せないかなと考えていたので、失敗したなぁと思いました(笑)。

「親の性交渉を見た子供は、早くから自慰行為を始める…児童養護施設の目を背けたくなるような現実を描いた「それでも、親を愛する子供たち」_1
『それでも、親を愛する子供たち』より
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――となると、今回も同じチームで作られるんですか。

私が原作を書いて、作画は鈴木先生のアシスタント・うえのともや先生が担当します。ただし、鈴木先生のネーム力があっての『「子供を殺してください」という親たち』だと思うので、ネームは今回も鈴木先生にお願いしました。

話が決まってからは岩坂さんも鈴木先生も、動きがすごかった(笑)。私としては児童養護施設とは本業ではかかわったことがなかったので、もっと勉強をしないといけません。児童養護施設も、なかなか本当の部分は世に出せていないところですからね。