「涙のペイオフ解禁の巻」(ジャンプ・コミックス第132巻収録)

今回は、両さんが銀行の金庫に侵入を試みるという、警察官による大犯罪劇をお届けする。

両さんは職務で新設銀行の安全確認を行うが、その際、銀行の金庫内に40億円分当選したロトくじを落としてしまう。その回収のために躍起となり、ついには、金庫への侵入という警察官として最後の一線を越える所業に及ぶのだが……?

本作をお楽しみいただく前に、作中に登場するいくつかのキーワードについて手短に解説しておこう。

のみ行為
法律で定められている組織以外の者が勝手に賭けごとを行うこと。例えば、勝手に競馬のレースに関する賭けを行い、金のやりとりを行うといった行為を指す。

本作中で両さんが行っているのはあくまで宝くじの代理購入なので、のみ行為に相当するかというととかなり微妙。

ただし宝くじの転売や購入斡旋、言うまでもないが、自分が勝手に宝くじを発行するのは完全に違法。

ロトくじ
数字選択式のくじ。桁が多いほど当たりを引き当てる確立は低く、そのぶん当選金が高額になる。

1等該当なし、もしくは1等に振り分けられた金額以下の当選の場合に、残った金額が次回に繰り越されるキャリーオーバーという制度がある。キャリーオーバーがあった場合は、ロト6では、通常の1等最高賞金額である2億円が、最高6億円にまで跳ね上がる。

ペイオフ
金融機関が破綻した場合の破綻処理方式で、定期預金等の補償額上限を「1000万円+利息」とする制度を指す。

なお、その制度の一部が、本作が描かれた2002年の4月に解禁となっており、すかさず作中にネタとして取り入れられたわけだ。

それでは次のページから、40億円分の宝くじをめぐる、ヤバすぎる侵入劇をお楽しみください!!