清掃員の本音「現場は常に疲弊してる」

「日本政府観光局」(JNTO)によると、2024年9月までの累計訪日外客数は2688万200 人。9月の時点で、すでに前年の年間累計を上回る数値を記録している。前年同月比は 31.5%増、8 カ月連続で同月過去最高を更新し、青天井のごとく増え続けている。

画像/Shutterstock
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そんななか、外国人観光客がよく滞在するホテルでは、文化の違いやマナーの悪さでトラブルが続出しているという。今回取材した、都内のビジネスホテルで客室清掃員として勤務する、ちくわぶの見る夢さん(@tkwbiD)もその被害に困っている一人だ。

〈都内ホテル高騰が話題なのでホテルで働いてる人間の意見を言わせて。外国人観光客にはほんとうんざり。部屋は汚すし備品壊したりリネン盗んだりするし横暴だしこちらが提供できる以上のサービスを要求してくるから現場は常に疲弊してる。こっちだって日本の人に泊まってほしいよ〉

2024年10月15日にちくわぶさんが投稿したこのポストは、1.4万以上のリポスト、10万以上の「いいね」を獲得。引用リポストでは、

〈元ホテルマンとして分かりすぎる。外国人観光客はほんとに汚すし盗む。あの仕事をして性善説では駄目だと悟ったよね〉
〈外国人がアウトするとタオルは無いは枕は無いわ備付の充電器は無いは、とりあえず備品は何も無い。そのくせ部屋はゴミだらけ。食べ物はベッドの上で食うな。魚を部屋で捌くな、半分残して帰るな。色んなところの血が取れんのよ〉
〈どこぞの旅館で働いたとき隣接する4部屋の爪切りが盗られたな パントリーの予備が尽きちゃって在庫管理のおばあちゃんと頭抱えた思い出〉

などと、全国の宿泊施設関係者から同様の被害を報告する声が相次いでいる。

こうした反響を受けて、ちくわぶさんはこれまで印象的だった出来事として、「ベッド脇におしっこ」「ベッドシーツにサイン」「窓叩き割る」「テレビ叩き割る」「バスタオル10枚盗む」「客室内で呪いの儀式」「客室内で乱交・清掃のおばちゃん(私)を部屋に引きずりこんでレイプしようとする」と具体的にあげていった。