女性客とセラピストの間で金銭トラブル
そんななか、「東京秘密基地」の公式ホームページに掲載された別の系列店に所属していた20代セラピストと女性客の間で金銭トラブルが起きているという。
彼女(Aさん)は現在、司法機関への相談も視野に問題解決を目指しているそうだ。トラブルの経緯を知る関係者は、次のように説明する。
「Aさんは、秘密基地グループとは別の、同じ運営会社が経営する系列店に所属するセラピスト・Bさん(20代)にサービスを依頼していました。
彼は特殊な口淫技術をSNSでうたっていたようです。
Aさんは仕事がハードなため、たまの息抜きとして月何回か依頼していたようですが、そのうち『前入金(サービス提供前にお金を入金すること)してほしい』と頼まれるようになったそうです」
「前入金」とはホスト業界などでも使われる支払い方法で、「預り金」と表現されることもある。
女性客がサービスを利用する前に従業員がまとまった金額を預かり、店でのサービス料金を精算する料金システムのことだ。そのほとんどが従業員と客との間で、口約束を介して行なわれることが多い。
さらにその関係者は、トラブルの真相について次のように説明する。
「Aさんは、Bさんにサービスを依頼することになってから、あっという間に3ケタ万円以上もの金額を使ったと聞いています。
でも、予約したすべての日に特殊な口淫をしてくれたわけではなく、ずさんな接客を受けるときもあったそうです。
そして、Bさんに言われるがままに前入金として数百万円を払うだけでなく、彼には個人的にお金も貸したとか。
Aさんは『脱税は驚きましたが、そんなに稼いでいるなら、とにかく渡した前入金を返してほしい』と言っていましたよ」
中には不同意で本番行為をされる悪質極まりないケースも
また、この件以外にも、女性客とセラピストの間でサービスを巡ってトラブルに発展するケースが頻発しているという。
同じく、関係者は次のように語る。
「Aさんのトラブル以外にも、たとえばセラピストのグランプリがあるからと言われ、500万円分以上の予約をしたのに、性的なサービスを受けられなかったという話も聞いています。
しかも、そのグランプリのランキングを有利に進めるため、通常より割高になる延長システムを使って予約させられたそうです。
ほかにも、別のある店舗になりますが、数万円分(ほぼ1日)予約したのにコンビニ飯を食べただけで終わったり、不当な料金を請求されたり……ひどい場合は不同意で本番行為をされ、妊娠して中絶した女性客もいるみたいです」
一部の女性たちがハマる“女風”業界。店の納税はもちろんだが、セラピストたちが正しく納税しているのかも気になるところだ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班