ゴースト化を予防することで寝たきりを防ぐ
ゴースト血管は、むくみや冷え性、シミ、シワ、たるみ、認知症につながる可能性があります。ですから、ゴースト化を予防することで、寝たきりになるのを防ぐことができるともいえます。
先述したように、毛細血管は年齢とともに減っていきます。でも、「年だから」とあきらめる必要はありません。日常のちょっとした工夫で、何歳からでも毛細血管の劣化を遅らせ、復活させることができます。
毛細血管の減少や老化を食いとめるポイントは、まずは血流をよくすることです。毛細血管を形成する細胞(内皮細胞と壁細胞)は、血流がよくなると正しく接着するようになり、健康な毛細血管によみがえることが知られています。
なかでも、「Tie2」という成分は、毛細血管の細胞どうしを密着させる成分です。これを、血管外側の壁細胞から分泌される「アンジオポエチン‒1」が活発化することで、毛細血管のゆるみが修復され、ゴースト化を防いでくれます。