「平成に戻りたいと思うことはないですね。でも…」 

–––––平成こじらせ部屋さんは、どんな小学生でしたか?

そんなに裕福な家庭ではなかったんですが、おもちゃは全然買ってもらえなかったというわけでもなく、ある程度は買ってもらえていました。

あと、僕はもともと引っ込み思案なところがあって、小学生のころはちょっと不登校気味で。だから、家で漫画を読んだり、おもちゃを使って一人で遊んだりすることが多かったですね。

恐竜も当時大ブームだった(撮影/集英社オンライン)
恐竜も当時大ブームだった(撮影/集英社オンライン)

–––––今、子ども時代に戻ってみたいと思うことはありますか?

戻りたいと思うことはないですね。もし旅行みたいに1週間くらい戻れるのであれば、そりゃ戻りたいですけど(笑)。「あのころがよかったなぁ」と思っているわけではなく、今の状態で懐かしむのが楽しいんです。

–––––奥様は平成こじらせ部屋さんの活動についてどう思っているんですか?

妻は僕と同い年で、YouTubeチャンネル『平成こじらせ部屋』は妻と2人ペアでやっているような感じです。動画の編集を手伝ってもらったり、一緒にグッズのことを調べてくれたりしています。妻が僕に平成グッズをプレゼントしてくれることもけっこうあります。
 

–––––今後、やってみたいことはありますか?

今、賃貸のマンションに住んでいるので、一軒家に引っ越して、『平成こじらせハウス』を作りたいなと思っています。ここでは平成の男子小学生の部屋しか再現できていないんですが、女子小学生の部屋を作ったり、 平成の高校生の部屋を作ったり……いろんなパターンの部屋を再現してみたいですね。

懐かしの“平成アイドル”グッズ(撮影/集英社オンライン)
懐かしの“平成アイドル”グッズ(撮影/集英社オンライン)
すべての画像を見る

あと“平成のゲーセン”も再現したいと思っていて、それを実現するためにYouTubeの収益などはすべて貯金しています。「懐かしい」を発信して得たお金で、また「懐かしい」を買うのが最高だなと思っています。

平成こじらせ部屋さんの野望はまだまだ続く。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班