世界新で達成したいパリの目標
「東京は、コロナ禍で無観客のパラリンピックでしたが、自分の練習の成果を出し切ろう、出るからには金メダルを取ろう、と思って臨みました」。その結果、見事に金メダルを獲得し、自身の世界新記録を更新することができた。
パリパラリンピックには2連覇がかかる。
「平泳ぎで金メダルを取りたいのはもちろんですが、他の種目でもベストパフォーマンスを発揮して、メダルを獲得したいと思っています」
平泳ぎでは、自身の持つ世界記録を更新しての金をめざす。
「パリを含むヨーロッパでは、障害者スポーツが盛んです。選手も組織も、パラスポーツの強化に集中的に取り組んでいるので、パリ大会は最高峰のパラスポーツイベントになるかと思います。そういう中で自分のベストパフォーマンスを発揮して、大会に貢献できればいいですね」
大会への貢献にも目が向いているところが山口らしい。ロンドン世界選手権のときも「パラ競泳をつくってくれた人や、この大会を用意してくれた関係者や審判など、多くの皆さんに感謝しています」と語っていた。
穏やかな表情の奥に、強い意志が見え隠れする。笑顔が次の大舞台でどんな輝きを放つのか、パリでの挑戦が今から待ち遠しい。
取材・撮影/越智貴雄[カンパラプレス]