本人さえも謎の「おじさん」

さらに、一風変わったポストを紹介しよう。

「これは社会人9年目の去年の出来事です。電話を取りながらメモを取っていて、急いで『18時』と書いて囲んだのですが、業界的に『18°』と表す習慣があったことと、私が黒三角の矢印を電話中に描く癖があって、偶然が重なりこの“18時おじさん”ができました。

その後、何かの拍子にこのメモが出てきたのですが、そのときは本当にまったく書いた記憶のないおじさんが出てきて驚いたのを覚えています」(投稿者:gaocha.氏)

メモを書いた本人でさえも「険しいおじさん」に見えてしまったというのは、もはや偶然が生み出したアートと言えるレベルかも(笑)。

「罫線で横書きだと気づき、回転してみたら覚えのある18時だったので、さすがにちょっと笑いました。いろいろなところにメモをとっちらかす癖があるので、何が18時だったのかは未だにわかりません」

なんとも言えない表情の“18時おじさん”に、愛着さえ芽生えそうだ。

最後に集英社オンライン編集長の現場時代のミスをひとつ。

「連休明け、チームのみんなに気合いを入れようとメールで“GWも明けたし、今日から
バリバリ、活動開始だ!“と書いたつもりが“カツ丼開始だ!”になっていて、そのままチームに一斉送信。しばらくカツ丼先輩と呼ばれたよ」

――人間誰しもミスはあるものなので、職歴を重ねても、思わずクスッと笑ってしまうようなミスやトラブルは起こしてしまうこともある。新たな一歩を踏み出した新社会人のみなさんも、“失敗するのは当たり前”だと思って、前向きにチャレンジしていってもらいたい!

取材・文/逢ヶ瀬十吾(A4studio)