逆走してきた女性がブチギレ
ドライブレコーダーで録画された、自転車に乗った女性の危険走行疑惑の動画がSNS上で拡散されて大問題となっている。ネット上にはこの女性を糾弾する声が殺到しているが、一方で、車両側の対応を問題視する声もあがっている。果たしてこの場合、どちらにどのような法律違反が適用されるのか。弁護士に見解を聞いた。
話題の動画では、青点滅の信号を直進しようとした車の前に、右折してきた自転車が現れて、そのまま車道で停止。両者はお見合いになるかたちとなり、どちらも道を譲ることのないまま硬直状態が続く。すると、自転車に乗った女性はマスクを外し、なにやらジェスチャーで車側に文句をつけはじめる。さらに女性はスマホを取り出して誰かと通話をはじめ、運転手側を撮影。最後は不服そうに車を避けて、道を進んでいった。
この動画は瞬く間に拡散され、SNS上では〈自転車側の信号、赤だよね〉〈ドラレコがあるからママチャリの負けだろうね〉〈うわ…自分は悪くないと思ってるやつじゃん…こういうやつが1番タチ悪い〉〈信号無視してきた上に逆走、衝突を回避してくれた自動車にお礼どころか逆ギレかよ〉など、自転車側を批判する声が殺到。
しかしその一方で、車側にも〈歩行者の横断を妨害してますね〉〈意地の張り合いでどっちもどっちじゃね? 対向車来てないんだから車も避けてけばいい〉と責任を追及する声があがっている。
この件について、みらい総合法律事務所の谷原誠弁護士に解説をお願いした。まず、自転車に乗った女性はスマホで撮影して徹底抗戦の姿勢をみせていたが、仮に女性側が車両側を訴えた場合、どうなるのか。また、車両側が女性側を訴えることもできるのだろうか。