プラネタリウムといえば「子どもの頃、学校の課外授業で行った!」「大人になってからはあまり行かないなぁ」という人も多いだろう。筆者もそのひとり。プラネタリウムは天井に映し出された星を見ながら説明を聞くだけの「ちょっと真面目でお勉強っぽいもの」というイメージだった。
しかし、昨今のプラネタリウムは違うらしい。星を眺めるだけにとどまらないエンターテイメント性のあるプログラムが増え、大人がデートで、友達同士で、おひとりさまで楽しむ場所になっているという。
そんなプラネタリウム業界を牽引するのがコニカミノルタプラネタリウムだ。
アロマの香りに包まれたり、お酒を嗜んだりしながらプログラムを楽しめるもの、俳優やミュージシャン、アニメ作品とコラボしたものなど、そのプログラムは実に多彩だ。斬新な企画はどのようにして生まれるのか、作品プロデューサーの嶋津奈穂さんに作品づくりの裏側を伺った。
お酒に香り、R18指定の作品まで。大人がハマる「令和のプラネタリウム」
有楽町や池袋、押上にある「コニカミノルタプラネタリウム」が今、大人世代から支持を集めている。昔ながらのプラネタリウムとは一味も二味も違う、新時代の演出とは。人気の秘密に迫った。
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作品の根幹にある意識