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黒いベンツに乗った全身タトゥーが入った小松容疑者

「逮捕状の内容があまりにも事実と異なる」

男はそう言って容疑を否認しているという。9月23日ごろ、小松容疑者に鈍器のようなもので暴行を加えられた斎藤さんは自宅マンションで倒れていたところを救急搬送され、搬送先の病院で死亡が確認された。
近隣住民が当時の様子を振り返る。

「事件の1、2ヵ月前から黒いベンツに乗った全身タトゥーが入った小松容疑者を何度か見かけるようになりました。いかにもって感じのヤカラに見えたので、『怖いね』なんて話していたんです」

斎藤さんは9月10日にも、小松容疑者からおよそ20分間にわたって暴行を受け、2週間後に死亡した。捜査関係者が語る。

「小松容疑者は被害者とは交際関係にあり同居していて、動機について『昔の彼女に戻ってほしかった』などと供述していた。被害者の顔を殴るなどし、全身にケガを負わせた小松容疑者は、すでに傷害容疑で逮捕され起訴されている。司法解剖の結果、被害者の死因は判明していないが、暴行による出血性ショックと見ている」

トラブルメーカーだった小松容疑者(知人提供)
トラブルメーカーだった小松容疑者(知人提供)
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事件の3~4ヵ月前に柏市内のキャバクラ店で働き始めた小松容疑者は、そこで働いていた斎藤さんと出会った。2人を知る知人は当時をこう振り返った。

「小松くんが勤めて1ヵ月ほどで2人は付き合いはじめ、すぐに禁止されている『風紀』(スタッフ同士が交際すること)がバレて、2人ともお店を辞めました。瑞希はもともとこの辺りで飲み歩くのが大好きだったんだけど、小松くんと付き合い初めてぱったり飲み歩くのをやめました。

昔から仲の良かった連中も瑞希と連絡が取れなくなりましたし、小松くんの束縛が激しかったんでしょう。瑞希は明るくて可愛いらしい本当にいい子だったんですけどね……」