日本の描写が間違ったままのハリウッド映画
ハリウッド映画では、日本を舞台にした作品が数多くありますが、いまだに日本の描写がめちゃくちゃなものがほとんどです。※3 それに比べて、中国や韓国を舞台にした作品では、現代の中国・韓国それぞれの「間違っていない描かれ方」がされていることが多いといいます。その理由は、「日本人は抗議しない」からと指摘されています。
あるハリウッドのプロデューサーは、「日本人は怒らない」から、わざわざ配慮した表現をする必要がないと説明したといいます。一方、「中国人や韓国人は、自分たちが気に食わない表現があると、烈火のごとく怒り、すぐにストライキをする」から、そうなってしまうと大変なので、あらかじめ配慮した表現をしておくのだそうです。
日本は、ハリウッドが作るままを受け入れるだけで、もし不満があっても黙っている。一方、中国と韓国は、しっかり問題意識を持って自己主張をして、自分たちの主張を通す。また、現在の新しい中国人像・韓国人像を自らハリウッドへ発信して、イメージを自分たちの手で更新していく。
こうした「日本とハリウッド」の関係性は、そのまま「日本のビジネスパーソンと会社」の関係に当てはまるものではないでしょうか。黙っていて、自ら主張しなければ、損をするだけであり、「中国・韓国とハリウッド」の関係を目指した方が良いことは明らかです。
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※3 週刊女性PRIME「寿司職人、日本兵、サラリーマン、海外映画の「ニッポン」が“おかしいまま”のワケ」を参照。
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写真/shutterstock