ブロックはあまり現実的でない

このような迷惑行為に対して、ユーザー側は迷惑アカウントのブロックや報告で対策できる……と言いたいところだが、実際にはいたちごっこになっていて、あまり効果がないのが実情だ。

たしかにブロックしたアカウントは表示されなくなるし、謎のコメントをつけられているアカウントのユーザーが迷惑アカウントをブロックすればリプライをつけることもできなくなる。

しかし、その効果があるのはブロックしたアカウントだけであり、その裏では新しい迷惑アカウントが次々と誕生している。

つまり、ユーザーはそのような迷惑アカウントを延々とブロックする作業を強いられてしまうわけだ。このような対応をし続けることは、あまり現実的とはいえない。

実際に約770万人のフォロワーを抱えるお笑いタレントの有吉弘行氏は「コメント欄は謎の外国人で荒れています。ブロックはあきらめました。混沌状態をお楽しみください」とポストし、ブロックでの対応を諦めてしまっている。

“謎の外国人アカウント”で荒れるリプ欄。イーロン・マスク買収後、変わり果てたTwitterは「終焉」へと向かってしまうのか?_03
お笑いタレント・有吉弘行氏の投稿