瑞希と仲の良かった子たちに「最近、元気?」とLINEが来ていて

土浦での仕事も続かず、約3~4カ月前には再び柏市内のキャバクラ店に流れ、そこで瑞希さんと出会った。だが、恋愛御法度の店のルールを破った小松容疑者は1カ月でクビになったという。

「すぐに『風紀』(スタッフ同士が交際すること)がバレて2人ともお店を辞めたから、小松くんは勤めて1ヵ月間ぐらいしかいなかった。瑞希はもともとこの辺りで飲み歩くのが大好きだったんだけど、ぱったりと飲み歩くのをやめて、昔から仲が良かった連中とも連絡が取れなくなった。小松君の束縛が激しかったんでしょう」(共通の知人)

死亡した斎藤瑞希さん(知人提供)
死亡した斎藤瑞希さん(知人提供)

斎藤さんの友人という女性も悲しそうな表情を見せた。

「瑞希はもとは北松戸の出身で、18歳くらいから柏で遊んでいた子ですね。笑顔が可愛くて、会えば『おおーっ』っていつもうれしそうにニコニコしてました。(小松容疑者に暴行を受けた)9月10日以降のことなんですけど、瑞希と仲の良かった子たちに瑞希から『最近、元気?』とLINEが来ていて、返信してもその後は返信がなかったそうです。容疑者がアリバイ作りでもしようとしたのか?と話題になっていました」

別の小松容疑者の知人も、事件後の行動に疑問を投げかける。

「逮捕の1週間前とかに仲間と遊びに行ってるんだけど、ふだんと様子が変わらないどころか、超楽しそうというか。SNSにもそれをあげていたみたいだし。仲間に『女を殴って死なせた』とは言いにくいだろうし、現実から目を背けて仲間内で楽しい気持ちになりたかったのかもしれないけど、事件後もベンツで走るのも目撃されていたし、その辺だけを見たらやっぱりどこか人として欠落してたのかなと思ってしまいますね」

斎藤さんの自宅前には花や飲み物が供えられていた(撮影/集英社オンライン)
斎藤さんの自宅前には花や飲み物が供えられていた(撮影/集英社オンライン)
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事件があったマンション前で手を合わせ、涙ぐんでいた女性は、斎藤さんの高校時代からの友人だった。

「瑞希とは高校1年のころに仲良くなり、お互い部活には入ってなかったので、放課後に教室に残って当時流行っていた『BTS(防弾少年団)』などK-POPやダンスの話をして盛り上がりました。瑞希は制服のスカートを短くしたり、たまにお化粧して登校してたけど、彼氏はいなかったと思います。卒業後は疎遠になりましたが、人づてに柏のキャバクラで働いてるらしいと聞いていました。インスタグラムでは繋がっていたので、たまに彼女がストーリーを上げているのを見て『楽しそうにしてるな』とは思っていたんですが」

23日、意識不明の状態で搬送された斎藤さんは、顔や腕など全身に傷やアザがあったという。県警は殺人容疑も視野に、小松容疑者が犯行に至った経緯を調べている。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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