中国軍演習場で台湾の飛行場や日本の石垣島の飛行場を模した簡易な施設

( ロシア )
ロシアとウクライナは数年前に停戦状態になっていたが、ロシア軍は突如、ウクライナ東部地区及びベラルーシ国境付近で大規模な演習を行うとNATO諸国に通告した。東部ウクライナ国境付近には10万以上の部隊が集結しているのが確認されている。

在欧米軍を含むNATO軍は警戒態勢に入った。ウクライナの大統領は激しく反発し、予備役の緊急動員を開始した。

ロシア国防省は、東部軍管区の南樺太、択捉島及び国後島を中心にクリル諸島防衛を目的とした「ボストーク演習」を行うと発表した。

報道官は西側記者の質問に答え、「第18機関銃砲兵師団(北方領土駐留部隊)に増援する形で行い、各種ミサイル、戦闘機、艦艇を含む兵員約5万人が参加する」と説明した。

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( イラン )
イラン外務省は「欧米諸国がこれ以上自由な経済活動を妨害する制裁を継続する場合には、核関連施設の再稼働を行う。また自衛用としての核弾頭の開発を進める」と発表した。

イラン国防省はイラン軍及びイラン革命防衛隊の警戒態勢を最高度に引き上げ、「イスラエルが我が国の研究施設を攻撃した場合には、ホルムズ海峡を封鎖する」と警告した。ホルムズ海峡が封鎖されればタンカーの航行ができなくなり、西側のエネルギー戦略に大打撃を与えることになる。

これを受けイスラエル政府高官は、イランの言う研究施設とは核関連施設で、施設への攻撃の可能性を否定しないと発言し世界に衝撃を与えた。

アメリカ国防総省はイランがホルムズ海峡を含むペルシャ湾一帯で大規模な軍事演習を開始したことを明らかにした。演習にはイランの精鋭部隊である革命防衛隊の小型艦船数十隻が参加しているという。米軍との接触は起きていない。

元陸将が暴露する中国の「台湾侵攻」完全シミュレーション【第2部】台湾、過激派反政府デモで大混乱_3

( 中国 )
中国国防部報道官が「現在実施中の大規模演習は数ヵ月間続く。けっして他国を攻撃する目的ではなく、あくまでも中国防衛のための演習である」と声明を出した。

福建省の複数の港湾には大規模な兵站施設が開設されていた。一部の港湾では多数の鋼管が集積され、海底パイプライン敷設用の専用船が確認されている。
  
台湾が領有する金門島は対岸の福建省厦門市からわずか10キロほどの位置にあり、1958年の第二次台湾海峡危機(後述)では大陸から大量の砲弾が降りそそいだ。その対岸の厦門でこの日、港の燃料タンクが爆発する事件が発生した。中国国防部は「台湾の情報機関によるものであり、許しがたい攻撃である」と声明を出した。

翌日、厦門市内で広範囲に停電が発生。これについても中国外交部は「台湾の反動分子による組織的な攻撃であり、この行為の責任はすべて台湾当局にある」と主張した。

東部戦区司令部の報道官は「軍関連施設及び通信・電気施設付近で不審なドローンを発見し、これを撃墜して調査したところ台湾のものであることが判明した。厦門における一連のテロ行為は台湾の分裂主義者によるものであることは明白だ。我が軍は断固たる措置を取る」と強く警告した。
  
人工衛星で中国を監視している米民間団体が、「新疆ウイグル自治区にある中国軍演習場で台湾の飛行場や日本の石垣島の飛行場を模した簡易な施設が造られ、その施設を標的とした爆撃訓練が行われていた形跡がある」と発表した。

中国国内に滞在している台湾国籍の商社員や学者が、反間諜法により身柄を拘束される事案が多発していた。