両さん、中川、麗子の幼少期のエピソードが無料で読める!
「集英社オンライン」の人気コンテンツ「毎日こち亀」では、毎日新規に1作、常時計7作の『こち亀』エピソードを無料で公開している。
今回の新作掲載を記念して、「毎日こち亀」でも、7月10日(月)から7月16日(日)の一週間は「両さんの少年時代傑作選」と銘打ち、少年期の両さんや中川、麗子を描いたエピソードを特選してお届けしている。
7月10日(月)の新規公開は、「希望の煙突」シリーズの舞台である、東京都足立区千住にあった火力発電所の「おばけ煙突」にまつわるエピソード「おばけ煙突が消えた日の巻」を公開。勘吉少年の、若く美しい臨時教師へのほのかな思慕と、戦後日本の復興と高度成長のシンボルだった「おばけ煙突」が時代の流れの中で解体されるさまを描いた、『こち亀』屈指の人気・名作だ。
ほかにも「トロバス物語の巻」「勝鬨橋ひらけ!の巻」など、今週は名作、人気作をラインナップしているので、見逃せない1週間といえる。
少年時代の両さんの楽しむための豆知識!
それでは最後に…両さんの少年期のエピソードを楽しみ尽くすためにも、勘吉少年と2人の悪友のことを覚えておこう!
まずは我らが両さんこと両津勘吉から紹介すると…勘吉は、東京の下町・浅草の佃煮屋の長男として生まれた。幼い頃から常人離れした体力を誇り、やんちゃ者かつ暴れん坊な悪ガキだった。おまけに父・銀次の影響で、賭けごとと酒が大好き!という、規格外の子供でもあった…。
次に、寿司屋「すし豚」の息子、戸田豚平(とだ・とんぺい)。力持ちの巨漢だがそのぶん動作は鈍く、いたずらをしたあとに1人だけ逃げ遅れることも。
そして、提灯屋「ちょう珍」の倅、千田珍吉(ちだ・ちんきち)。夏休みの課題として「都電全路線乗りつぶし」を遂行したほどの、筋金入りの鉄オタだ。
彼ら3人はその名から下町界隈では「トン・チン・カントリオ」と呼ばれ、悪童として知られた存在だった。大人になっても、集まればたちまち子どもの頃と同じように意気投合する間柄だ(成長していないともいえる)。
ムチャすぎるところもあるけれど、どこか懐かしくどこかうらやましい、両さんの少年時代のエピソードの数々に、これを機会にぜひとも触れてみてほしい。
文/樹想社
©秋本治・アトリエびーだま/集英社