普通に面白くて、なのに読んだらタメになる。誰もが持つ【知りたい】というドキドキに【面白い】で応えてくれる学習マンガ雑誌「勉タメジャンプ」は4月1日に1号目が発売されたばかり。
小学生にも分かりやすい知識や学びがマンガや読みものの中に自然に盛り込まれ、純粋なエンターテインメントとしての面白さも兼ね備えているから、大人の好奇心もくすぐられる……まさに「週刊少年ジャンプ」ならではの学習マンガ雑誌になっているというが、なぜ今、ジャンプが学習マンガを作ったのか。
情報があふれている時代だからこその“1冊”
――勉強とエンタメを組み合わせた学習マンガ雑誌「勉タメジャンプ」を作ろうと思ったきっかけは?
僕自身、幼少期に学習マンガをよく読んでいて、たとえばたかしよいち先生と吉川豊先生の『まんが化石動物記』や『まんが世界ふしぎ物語』のシリーズとかが大好きだったんです。
自分の子どもたちにもそういったマンガを読んでほしいと思って書店さんに行ってみたら、学習マンガって本当にたくさんあって。どれを選んだらいいのかわからないから、学習マンガだけを集めた雑誌を探したところ、見当たらなかったんですよね。だったら自分で作ってみようかなと思ったのが「勉タメジャンプ」の始まりでした。
――学習マンガの単行本ではなく、雑誌という形態を選んだのは?
今回「勉タメジャンプ」を作っていて感じたのは、雑誌って形として、まだ実は古びてないんじゃないかということ。
情報があふれている今の時代に、これを1冊買っておけば雑多なジャンルの知らなかったことや知りたかったことを知ることができる。僕がそういうものを求めていたように、お客さまも求めているんじゃないかなという気持ちがあったので、単行本スタートじゃなくて雑誌スタートがいいなと思ったんです。