パワハラモンスターが若い芽を摘む
このようなパワハラ発言をする人を、会社の上の人たちが処罰することはほとんどありません。会社は利益を上げている人こそが正義なので、パワハラが横行している状況を見て見ぬふりをします。
そんな文化を知らない新人たちは、パワハラモンスターに心をバラバラに壊されてしまいます。よほどのパワハラ耐性のある人でなければ、広告業界を生き抜いていくことはできません。
モラルの欠落した人を野放しにしてしまっている組織に問題があるのと、稼いでいるからパワハラしてもいいという考えの人がいる限り、広告業界のブラックな体質は無くならないと思います。
僕自身も悩むことも多かったですが、広告業界で働いていく以上多かれ少なかれそういう人はいるので、人間関係は諦めて仕事と向き合うことにしました。
そして仕事をする中で自衛する方法も身につけました。それはパワハラモンスターと関わるときは動物を見るような感覚で接して、彼らの言動を真に受けないことです。
この本を読んでいる方の中にも、パワハラモンスターと戦っている人がいるかと思いますが、病まないように気をつけてほしいです。せっかく好きなことを仕事にしているのにわけのわからないおじさんおばさんたちに、若い芽が摘まれていくのを見るのは耐えられないです。
そして、いろんな大人と関わってきて思うのは、人は歳を取るだけでは大人にはならないということです。最低限の相手への思いやりもできない大人はゴロゴロいます。彼らは小学生レベルの道徳心しか持っていません。
きっと小学生時代は道徳の成績が「1」だったことでしょう。
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