今なら“あの人”にはいきません(笑)
――名前こそ出せないかもですけど、タレントさんとかに口説かれたとか、あるんじゃないですか?
歳を重ねてからの方が多い気はしますね。今の方がモテるかもしれません(笑)。
――今なら手越さんには絶対にいかなそうですね(笑)。
そうですね(笑)。でも男性って面白いなあと思うのが、ハタチくらいの時に遊んでて私が好意を寄せてた男性から、いまさら「今も俺のこと好きでしょ」と言わんばかりの雰囲気で連絡をもらったりするんですけど…あれはなんだろう?って思いますね。もう10年も経ってるのに。
――10年前も好きだったから、今も好きでいてくれるはずだという、男性はそういう幼稚な面もあるということですね…(笑)。
少なくとも自分の中で男性というか恋愛の優先順位が、この10年で下がったというのは確かですね。
――では結婚願望はどうですか?
実は結婚願望が年々なくなってしまって。業界に入る前は若いうちに結婚してすぐ子供がほしいと思ってました。
私のお母さんが21歳で私を産んでて“若いママ”が私の自慢でした。それがもう叶わなくなった今、どんどん結婚願望がなくなって、仕事をしたいっていう気持ちが強くなってしまったから。
――子供を産みたいという願望も、あまりないですか?
子供はいつか産みたいとは思いますが、今はまだ現実的にあんまり考えられないっていうか。自分の中でここまでやったら安心して結婚できるとか、子供を産めるって確信がない限りはまだできない。今はもう「いつかは」としか言えないですね。
――最後に聞いていいですか? セクシー女優になって、今も後悔はありませんか?
もちろんないですね。自分が進んだ道は正しかった、って思いますし、その進んだ道を失敗にしなくてよかったなと思います。
――引退して、今後は何をやっていきたいですか?
作品の撮影はもうすべて終わってて、8月のリリースが最後なのですが、その後もAV以外のお仕事は継続して「三上悠亜」として変わらずやっていきます。セクシー女優という肩書きがなくなるだけで、あんまり変化はなくって。
――ご自身の会社を作られて、そこで女優の新人を入れるとか、誰かのプロデュースをするとか、そういうことは考えてはないのですか?
まだそこまでは考えてなくて。でも今後、もしそういう「入りたい」って言ってくださる方がいれば考えるかもしれないです。でもやっぱり、自己プロデュース能力がある子じゃないと難しいのかな、とは思ってます。今もカラコンのプロデュースをさせていただいたりとかしてるし、まだ自分が広告塔ではいたいかな。
いまだ向かい風にさらされることも多いセクシー女優という職業を追い風に変えて成長し続けてきた三上悠亜。今後も男性だけでなく女性ファンも多く持つインフルエンサーとして発信し続けることだろう。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班 撮影/村上庄吾