子どもに問題を教えたあとにかける言葉は? 
「これでわかったよね?」→✖️ 「わからなかったら、また聞いてね」→◯
「わからない」が言える雰囲気づくりを心がける

家庭学習をしているなかで、お父さんお母さんが子どもに問題の解き方を教えることがあるでしょう。何回も教えていることだったり、ほかにもやらなければいけない家事があったりすると、つい「わかったよね?」と念押しして話を終わらせてしまうことがあるかもしれません。

少しでも親の言葉から「圧」を感じると、子どもは「うん」としか返事ができなくなります。「わかったよね?」に対して「わからない」と言ったら、「なんでわからないの!?」と返されるのが目にみえているからです。

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「わかったよね?」という保護者からの言葉は、保護者にそのつもりがなかったとしても、コミュニケーションを切ることにつながります。本当はわかっていないことも、子どもは「わかった」としか言えない雰囲気になってしまうのですから。

大事なことは、どうやったら「わからない」が言える雰囲気をつくれるかということです。「わかったよね?」ではなく、たとえば「じゃあ、説明できるようになったかな?」とうながしてみると、子どもが本当に理解できているかがみえてきます。

「わからなかったら、また聞いてね」でもいいですね。100%の理解ができていなかったとしても、また聞ける環境さえ整っていれば、子どもは再度確認してきます。ときには、「おおまかにわかっていればOK」といったスタンスで接していくことも必要だと思っておきましょう。