山下美夢有には「ある決断が必要」

「昨年は山下が最後にまくって女王になったけど、実はJLPGAツアーの年間女王って、2000〜2005年の6年連続で獲った不動裕理以来、連続で獲得した日本選手はいないんです。

アン・ソンジュとかイ・ボミ(今季で引退を表明)といった韓国選手はいるんですけどね。

山下はどうかなぁ。でも彼女のゴルフはそう簡単に壊れないと思います。山下はオールラウンダーでドライバーも決して飛ぶほうじゃないけど、ゴルフの完成度は高い。

タイプでいうと、宮里藍とか、今なら古江彩佳とかだね。派手なゴルフはしないけど、コンスタントに必ず上位にくるような。なにしろ、ゴルフがうまい。うまいというのは、当たり外れがないということです。ボールがクラブの真芯に当たる確率が高いんです」

タケ小山氏はそう説明し、「日本選手の連続年間女王は近年ない」という事実を認めながらも、山下の“ゴルフ力”の高さを絶賛する。

「山下美夢有は“ある決断”が必要」「ポテンシャルは西郷真央」「吉田優利は化ければ、ある」。タケ小山が占う国内女子ゴルフ新シーズン_3
山下美夢有

そんな彼女が2年連続年間女王になるためには、「ある決断が必要だ」とタケ小山氏は言う。

「国内ツアーに専念することです。山下は昨年、国内メジャーを獲っているし、ずっとトップにいましたから、今年は海外メジャーをはじめアメリカツアーの推薦出場の機会も相当あると思います。

アメリカツアーのメジャー大会は5試合あって、3試合はアメリカ国内、2試合はヨーロッパで開催されます。これに行くとなると、試合の前後も含めて長い期間が取られてしまう。

昨年、小祝さくらが弾丸ツアーで帰ってきてすぐ国内の試合に出たりしてたけど、すごく厳しいと思います。

山下は飛距離を考えても、スポット参戦で行ってメジャーで勝てるかっていうと……ちょっとわからないです。

今年は海外に行かないと決断してしまえば、連続女王を獲れる確率はかなりあると思いますよ」

やはり年間女王の本命は、山下のようだ。

そのほかの有力選手についてはどうだろうか。