2022年6月に「ジュニア欧州選手権」をコースレコードで制覇し、グランドスラムを達成した須藤弥勒。小学5年生のアマチュアゴルファーでありながら、ゴルフ5と所属契約を結び、その他にニトリ、楽天、UHA味覚糖など計11社とスポンサード契約をしているスーパージュニアプレイヤーなのである。
横峯良郎氏の指導を受け、さまざまな斬新な練習メニューをこなし、毎日2000球以上も打ち込むという弥勒はいったいどんな11歳なのか。10月某日、午前中の練習を終え、休憩中の弥勒にインタビューした。
尊敬するのは「ゴルフの神様」
――好きなおかずはなんですか?
「うーん、なんでも好きなんですけど、やっぱりお肉! 焼いて食べるのが大好きです」(須藤弥勒、以下同)
――好きなお菓子は?
「『ぷっちょ』です! なんかちょっとガムみたいで好き。プレー中にもよく食べてます。どんなときでもポケットに入れておいて食べられるし」
――苦手な食べ物はなんですか?
「ないです。なんでも好きです」
――尊敬している人はいますか?
「ゴルフの神様。いつも弥勒の上にいて見守ってくれてます。5歳のときにナイスショットをしたら曇り空がパーッと晴れたり、7歳のときにはスコアが前半49だったのが、後半は巻き返して40で回れたんです。
そのときに、『虎の目は私の目。目は私を導く』って言葉が頭の中に浮かんで、急にゴルフがよくなったんです。それはゴルフの神様のおかげだと信じてます。変わってますよね」
ちなみに「虎の目は……」という言葉は、誰か偉人の言葉ではなく、まったくのオリジナルで、どこで覚えたのかわからないのだという。当時7歳の女の子の言葉としては、あまりに大人びていて感服するしかない。