実家で「雪おろし」取材機会を設定するも記者は来ず…
そんな泉氏だが、4月の統一地方選に向け、各地での街頭演説に精力的に繰り出している。2月10~13日には、北海道に出張し、札幌市内など計4か所で街頭演説を行った。
「北海道はもともと旧民主系が強い地盤。そのうえ、泉代表は石狩市出身。北海道知事選に出馬する立憲推薦候補や地元議員たちと一緒に、ふるさとでマイクを握るとあって、泉代表も気合いが入っていました」(立憲関係者)
ただ、気合いが入りすぎたのか、こんな空回りも……。
「泉代表が朝8時に実家の屋根の上で雪おろしをする様子を、マスコミに報道してもらおうと発案し、各社に呼びかけましたが、1人も記者は来ませんでした。実家の屋根で雪おろしをする自分の姿がニュースになると思うとは、勘違いもはなはだしい」(全国紙政治部記者)
それでも、肝心の街頭演説や集会では、地元出身の野党第一党代表として歓迎されたかと思いきや、「日程を組もうにも、泉代表の知名度や人気のなさから、受け入れを断る地元の国会議員もいた」(北海道関係者)状況だったという。
また、プライベートでの行動でも反感を買ってしまう。
「実家近くで開催された小中学校の同窓会です。夜の9時過ぎから始まり、午前2時半まで十数人の友人と飲み明かしたそうです。野党第一党の代表の地方出張ともなれば、運転手や党職員、SP、地元警察といった多くの関係者が動き、プライベートの会合中も外で待機しています。自分の立場を考えていない、のんきな行動で、とても『政権交代』で首相を目指す政治家とは思えません」(同)
党大会の最後には、満面の笑みで、出席者とともに「For the future!」と唱えた泉代表。まずは自分をしっかり律しないと、代表のままでいられるfuture(未来)はない?
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班