【猫の日】深刻化する飼育放棄に…「アクセサリー感覚とかノリや勢いで飼わないで」。保護猫20匹に“貢ぐ”青山めぐが語る特大の愛情と飼い主の責任_15

「ノリや勢いでは飼えない」

――コロナ禍の「ペットブーム」で猫を飼う人が増えるとともに、飼育放棄の問題も深刻化しています。

アクセサリー感覚やインスタ映えのため、暇つぶしといった、ノリや勢いで飼えるものではないから、リスクやコストをしっかり調べてから飼ってほしい。

(飼育放棄された)猫たちにもどうにか幸せになってほしいと願うばかりです。

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――メディアに出演すると、批判の声もあるかと思いますが。

食事中にテーブルに猫が乗っているのはよく非難されますね。でも、我が家では猫の自由が最優先なんです。

多頭飼いに対しても、「私のうちは2匹が限界なのに……」みたいなコメントをよくいただくのですが、それも家ごとの事情ですよね。うちは20匹でも成立していて、みんな健康です。

でも皆さん、猫が好きだからこそ各々の正義が出ちゃうのはわかります。私は猫たちに対して全力でやっている自負があるから、さほど気にしていないです。

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逆にいいこともあるんですよ。愛猫が亡くなってしまった方が買い置きしていた猫グッズを送ってくださって、そこから文通が始まったり、猫の手術のためのクラウドファンディングに協力したり。

クラファンはよく出資していて、リターングッズが家にいっぱいあります。知らないお宅の猫ちゃんのコースターを使ってます(笑)。

――猫がいるからこそ生まれるコミュニケーションもあるのですね。

猫のための活動をしている方々との交流は積極的にやっていきたいです。私のSNSでよければ、宣伝もどんどん協力します! 母の地域猫活動ももっと協力していきたいですね。

でも、何よりもまずはうちの猫たちを幸せにします。後悔がないように、馬車馬のように働いてお金を貢ぎ続けるつもりです。

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取材・文/宿無の翁
撮影/吉楽洋平
写真提供/青山めぐ