風ちゃん雷ちゃんと、運命の出会い

ご自宅に一歩足を踏み入れると、白い身体にミルクティー色の柄が入った猫がトコトコと出迎えてくれた。〝雷(らい)ちゃん〟こと「雷神」くん。4歳の男のコである。部屋の隅からじっと見つめているのは、〝風(ふう)ちゃん〟こと「風神」ちゃん。雷ちゃんより20日早く生まれた女のコだ。
2匹は保護猫団体から、池崎さんの家にやってきた。

1匹でも不幸な猫をなくしたい。サンシャイン池崎のジャスティスな保護猫との暮らし。_1
池崎風神 2018年3月21日生まれ ♀ 性格:ツンデレ
すべての画像を見る
1匹でも不幸な猫をなくしたい。サンシャイン池崎のジャスティスな保護猫との暮らし。_2
池崎雷神 2018年4月10日生まれ ♂ 性格:甘えん坊でかまってちゃん

――池崎さんは、お子さんの頃から猫に親しんできたとのことですが?

というか、子どもの頃、家の屋根裏に野良猫が住みついていたんですよ。ドタドタと足音がしたりするのがおもしろくて、いつか自分の猫を飼ってみたいな、とずっと思ってました。

――猫のどこに魅力を感じますか?

見た目がまず、かわいいですよね。しぐさも、かわいい。自由で、こっちの都合なんてお構いなしのところも最高ですね。

――そして4年前、ついにご自分の猫を迎える決心をされたわけですが、ペットショップやブリーダーから迎えようとは思われなかったんですか?

その選択肢はなかったです。仕事で知り合ったサイエンスアクターの市岡元気さんが保護猫を飼っていると聞いて、保護猫団体の「猫の森」を紹介していただいたのですが、ちょうど子猫が生まれる季節で、すぐにかわいい子猫たちの写真が送られてきました。まだやっと目が開いたくらいだったけど、雷ちゃんに一目惚れ(笑)。少し大きくなった頃に、会いに行きました。

――実際に会ってみると…

そりゃあもう、かわいかったですよ! で、ふと見ると、雷ちゃんより少しだけ育っている子猫から目が離せなくなったんです。あまりにもかわいすぎて、どっちかなんて選べない! こうなったら2匹の里親になっちゃえと。

――いきなり2匹はチャレンジだったのでは?

結果的に2匹一緒で良かったと思ってます。風ちゃん雷ちゃんは、うちに来る前から仲が良かったから、知らない家に来ても不安が少なかったと思うし、なによりも2匹がじゃれ合っている姿には、癒やされっぱなしですよ。仕事で家を空けるときも、安心感があるし。

――帰宅されるとお出迎え、とか?

いやいや、日によりますね。めちゃくちゃハラが減ってるときは来るけど、そうじゃなかったら寝てます(笑)。でも、僕はそれくらいの関係のほうがいいんです。お互いに気を使ってない感じが。

1匹でも不幸な猫をなくしたい。サンシャイン池崎のジャスティスな保護猫との暮らし。_3