毎月の飼育費は「何十万円になる」
――若い猫は逃げたがったりしないんですか?
特にそういうことはないですね。迷い出てしまった子も戻ってきます。
自由を奪うような面もありますが、ケガをしたり病気をもらってきたりするので、今は完全に室内飼いにしています。
近所は車通りも多いので野良猫が事故に遭うことも多くて。「あのときにつかまえておけばひかれて死ななかったのに!」という経験がたびたびあって。
エゴかもしれないけれど、快適な環境で家猫として天寿をまっとうしてもらったほうがいいと考えています。
――飼育費用はかかりますよね。月間いくらくらいになりますか?
日々の買い物は主に母の担当なので正確には把握していませんが、何十万円にはなると思います。
ペット用品店のセール情報を常にチェックして、長老のリキのために腎臓にいいエサ、子猫向けに栄養のあるエサなど3種類くらいを常備しています。
もちろん不妊去勢手術もしますし、ちょっとした変化でも病院に連れて行きます。うちは全力でお金をかけていくスタイルです!
――そうやって猫を優先できるのはなぜでしょうか?
動物を飼っていると、必ずお別れが訪れますよね。そのときに毎回、「もっとこうしたらよかった」と悔やんで、「他の子をもっと幸せにしたい」と思うんです。
寿命も短いですから、みんな精一杯、楽しんで生きてほしいんです。
――楽しんで生きてもらうためにしていることは?
うーん……当たり前すぎて考えたことないですね(笑)。でも、やっぱり「猫第一」で考えて行動すれば伝わると思うんです。