やめ時の提供
まず結論を書くと、スプラトゥーン3の不可解な仕様たちは「ゲームは1日1時間」という考えに基づき、ゲームの「やめ時」を提供するためのものである、というのが私の考えだ。
もちろん全てのモードではないが、スプラトゥーン3を遊んでいると「まあ……ここまで遊ぶか」と思える区切りが、約1時間後にやってくるようになっている。
例えば1人で遊ぶバトルモード「バンカラマッチ(チャレンジ)」や「Xマッチ」は、3敗あるいは5勝(Xマッチは3勝)するまでが1セットになっている。勝率が約5割だとすると、3敗するまでの1セットがちょうど6戦前後。1回のバトルは約5分なので、1セットを終わらすために、40分ほどかかることになる。
これに、ウォーミングアップや装備確認、くじ引きなどの息抜き要素を合わせると、1日1セット約1時間だ。
サーモンランでも、成否を問わず約5回のアルバイトをこなすと、クリア後にオカシラシャケというボスが登場する。討伐できなかったとしても、再び5回のアルバイトをこなさないといけないため、連戦はできない。
そして、オカシラシャケが登場する頃には、1セット分のお金を獲得できている事も多い。オカシラシャケまで遊び、稼いだお金でガチャや買い物をすれば、約1時間だ。
繰り返しバイトをして、シャケの群れにニオイを覚えられると、WAVE3終了後に「オカシラシャケ」に襲われることがある。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) September 2, 2022
特別に支給される「イクラキャノン」を使って、大ダメージを与えて撃退しよう。
時間内に与えたダメージの総量によって、貴重な「シャケのウロコ」が手に入ることがあるぞ。 pic.twitter.com/jcgsRCsVL6
くじ引きの金額も、1日1回以上回そうとすると、金額が6倍に跳ね上がる。ガチャを1日に何度も回そうとすると一瞬でお金が無くなるが、毎日1回ずつであれば、お金が無くなることはない金額設定になっている。
レートや報酬を求めて没入するリスクが低く、フレンドとも遊ぶ事ができるレギュラーマッチやバンカラマッチ(オープン)、明確なクリアがあるストーリーモードなどにこのような仕組みはない。
プレイヤーが没入し過ぎてしまう危険性があるモードにのみ、区切りが設定されているのだ。