30万円が5年で1000万円に
投資=怖い、だまされる、破産する……株=ギャンブル、大損、破滅する……なんてマイナスイメージを持っている人が、いまだにいると思います。私も投資を始めるまでは、「難しいんだろうなあ。危険はないかなぁ」と思っていました。
でも、23歳のとき株式投資を始め、5年で1000万円に。投資歴は今、17年になりました。この間の経験を踏まえ、投資はギャンブルではなく、働いて得た大切なお金を活かすものだ、と感じています。
お金を活かす投資をするには、投資についての基本的な知識は必要です。この本ではその投資の基本的な知識に加え、ほぼほったらかしにしておいても大損はしない安全な投資法について書きました。
定年後や老後を見据え、投資を考えているみなさんは、まだまだ第一線で活躍している現役ですよね。忙しい生活のなかでは、投資に使う時間も労力もたくさんはとれないことでしょう。そういう方にこそ、この本を読んでいただきたいと思います。
私が「難しいんだろうなあ。危険はないかなぁ」と思いながらも投資を始めたのは、「タレントの仕事だけでは食べていけない!?」と思ったからです。
16歳で芸能界に入り、19歳で広島から上京し、本格的に活動を始めました。といっても、売れていたわけではないので、レッスンを受けてはオーディションを受ける毎日。貯金は減る一方でした。
それでも、お仕事がいつ入るかわからないのでバイトはしづらく、実家に仕送りを頼みたくもありませんでした。
そんなとき、イベントのお仕事で知り合った方が「不労所得っていいもんだよ」とおっしゃったんです。その言葉が頭にずーっと残り、「不労所得=お金に働いてもらう」ということだと理解しました。