初めて買った株は東京ドーム

では、どうすればいいのだろう、と考えていたところ、「株をやってみたら?」と勧められました。「不労所得っていいもんだよ」とおっしゃった方は、「株をやると政治経済や社会状況が自然とわかるようになるよ」とも。その言葉が、学歴コンプレックスの強かった私の背中を押してくれました。

私は普段、楽天市場で買い物をしていたので、楽天証券で口座を開設しました。楽天証券に限らず、ネットでの口座開設はとても簡単ですし、手数料も安いのでお勧めです。

口座を開設したら、お金を入れて株を買えばいいのですが、まずいくらから始めたらいいのかが問題ですね。初めての投資金額は預貯金の5分の1くらいを目安にする人が多いと聞きます。私はそれまでコツコツ貯めた200万円のうち、30万円を使ってスタートしました。

次はどの会社の株を買えばいいか。「株を持つことは、その会社を応援することになる」と聞いたことがあったので、東京ドームの株を買いました。広島カープのファンなので、「カープが東京ドームで試合をするときに観戦に行けるチケットをもらえるかも」と思って選びました。

残念ながら私の購入した株数では観戦チケットはもらえなかったのですが、好きな会社や自分に関係のある会社の株を選ぶことは、今も続けています。

株の先輩の助言に従って、株購入後、1か月は株価を見ませんでした。そして、1か月後に見てみると、わずかですが、金額が増えていました。すっごく嬉しくて、「不労所得=お金に働いてもらう」という言葉を実感した瞬間でした。以来、株式投資は私の人生において、とても大切なもののひとつになりました。