「ほったらかし投資」3つのルール

個々の会社の株を売買する株式投資で“ほったらかし投資”をするために、私は3つのルールを決めています。ひとつは、「利益確定させる%を決める」。購入した株が値上がりしていると、「もっと上がるかも」と欲が出てきます。ところが、粘って持っているうちにガクンと値が下がって売りにくくなる、という経験を何度もしました。

それであまり欲張らず、長期投資のつもりで買った株なら30%、通常は15%の利益が出たら売る、と決めています。そうすれば、大きく儲けられないけれど、大きな損もしませんし、毎日、株の値動きを凝視して一喜一憂しなくても大丈夫です。

2つめは「売買用端末と閲覧用端末を分ける」。パソコンで売買注文を出す場合、打ち間違えることがあります。実際、打ち間違えて大損をしたことがあります。

それで、パソコンとタブレットは株価の値動きの閲覧用、スマホは売買用と分け、大きいパソコンなどの画面で値動きを見て、一呼吸入れてから慎重にスマホで売買の注文を出すようにしています。

3つめは「知らないジャンルには手を出さない」。株を始めると、「これからはこの業界が伸びる」「この会社は近々、画期的な新製品を出すらしい」などいろんな情報が耳に入るようになります。

でも、知らない業界だと結局、勘は働かないし、クセもわからず、失敗することが多いのです。ほったらかし投資をするなら、知らないジャンルにまで手を出し、多くの情報に踊らされないことです。

構成/中野裕子

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