入浴タイムを冬なら就寝時間の30分~1時間前を目安に

浴室の温度にも気を配りましょう。
換気扇の風やすきま風は浴室やお風呂の水温を下げ、せっかく温まった体の熱を奪われて冷えてしまいます。夏以外は換気扇をOFFしましょう。
また、服を脱いでいる間にしばらくシャワーを出して、ミストサウナ状態にしておくと、気持ちよく浴室に入ることができるのでおすすめです。

お風呂のお湯のため方も温度を保つことがポイントになります。
冷めにくくするためにもお風呂のフタをしてお湯をためるようにしましょう。
給湯器の温度を40℃に設定していても、時間とともにキープできていないことがあるので水温計で測って、確認するように。
家の構造によっては、冬は5分ほどで水温が簡単に下がることがあるので、その傾向を知るためにも、水温計の用意はあったほうがいいでしょう。
 
また、入浴タイムを冬なら就寝時間の30分~1時間前、夏なら1~2時間前にはお風呂から上がることを目安にするにすることで、熟睡につながりやすくなります。
人の体は体の内部の温度=深部体温が下がると眠気が起こりやすくなります。
入浴によって深部体温が一時的に上昇し、入浴後に放熱することで、深部体温がしっかりと下がって平熱へ戻り、その後通常の深部体温低下の傾斜よりもぐっと大きく、急降下させます。この高低差を大きくすることが快眠には不可欠です。

起床時間から逆算してお風呂タイムを決めるのもおすすめです。
例えば、7時に起床で、睡眠時間を7時間とするなら午前0時が就寝時刻なので、就寝時間の約1時間前の23時を入浴終了時刻に設定するなどすると、生活習慣が整いますよ。