浅草橋という場所性を生かした企画作り
――展示の仕方として工夫されていることはありますか?
昆虫系の企画展だと、触れ合いも楽しみのひとつだと思うんです。ただ、“レア種”に関してはなかなか触れ合えない展示も多くて。子どもからしたら、「目の前にいるのに、なんで触っちゃいけないの?」となりますよね。
なので、その希望を叶えるべく、弊社の『カブトムシ・クワガタのふれあい世界展』では、ヘラクレスオオカブトやコーカサスオオカブトを触れる環境を用意しました。レア種と本当に触れ合えるのは、恐らくここくらいじゃないかな。
――自社で運営されている、ギャラリーのアットホームな雰囲気も素敵です。
「浅草橋という場所で何をやるか」は大切にしています。作品も額などには入れず、気楽に見てもらえるように。子どもが多い企画展のときは、低い目線でも見られるよう、床から30㎝くらいの場所まで写真を展示しています。