少年期に見た女子のブルマ姿が……

今回のこの絵画製作は、三嶋氏が「ぜひMINAMOさんを描きたい」と熱烈オファーしたことから実現し、総製作時間はなんと50時間以上だとか。

「胸とちがってお尻は嘘をつかない」日本一のお尻画伯&セクシー女優が語る“お尻愛”のすべて_5
MINAMOさんと三嶋氏

まずは三嶋氏に、その並々ならぬ“お尻愛”について聞いた。

「やはり少年期に学校の廊下で見た、クラスメイトの女子のジャージかブルマか……どちらかおぼろげなのですが、それらの布越しに見た揺れる尻が、私のお尻愛を育んだ原風景です。その後、ハタチで画家になってからもお尻を描きたい欲は当然ありましたが、まずはとにかく果物や陶器などの静物画を描き続け修行を積みました。

そして2004年に「この女性のお尻を描きたい!」という運命的な出会いをしたことから、「もう、お尻を描いてもよいのでは!」と情熱が爆発し、ついにお尻絵を描くことを解禁しました。

その後も心動かされるお尻に出会うたびにモデル依頼をし、これまでの約20年間で50点近くのお尻絵を描いてきましたが、そんな僕が『このお尻だ!』を心を動かされたのがMINAMOさんだったんです」

三嶋氏の描画法のこだわりは、人物画は写真を見ながら描く画家が多い中で、あくまでもモデルを数時間拘束して描く古典的なスタイル。モデルを務めたMINAMOさんによれば、その時間はなかなかハードだったとか。

「胸とちがってお尻は嘘をつかない」日本一のお尻画伯&セクシー女優が語る“お尻愛”のすべて_6

「10分間から15分間を1セットにし、2~3分間の休憩を挟んで同じポーズを取り続けるのですが、例えば女豹のポーズの場合、手も肘も膝もどこも力が抜けないまま維持しなくてはならないので、意外と体力消耗しました。

グラビア撮影などの現場とは全く違う、真っ白なキャンパスに一色、一色と色を塗り重ねて出来上がる絵画の制作現場は、とてもストイックでしたね。でも、かつてセクシー女優で絵画になった方はいないという、その特別な経験をさせていただけたことに意義を感じました。仕上がった作品も素晴らしく、まるで私が額縁の中にいるみたいで感動しています」