外に出て生産者さんの声を届けたい
―今後はどんな動画作りをされたいですか?
BUZZMAFFがスタートしてからすぐコロナ禍になり、なかなか出張にいけなかったんです。今後はできれば、いろいろなところに行って生産者さんの声や農林水産業に携わっている人たちや仕事の内容をお届けできたらと思っています。
こないだ、久しぶりに行きましたが、やはり省内で作っているよりも、生産者さんや地元の人の声を聞いて動画にするほうが臨場感も出て、楽しい動画になりますし、私たちも勉強になることが多いです。
サプライチェーンが複雑になる中、中食やデリバリーで頼むなどしてなかなか自分たちが口にする食べ物の生産者さんの顔が見えづらい時代になっています。
動画を通して、日本の食に興味を持ってもらうきっかけになればと考えています。
―世界情勢が不安の中、日本の自給率は37%というのが気になります…
やはり国産のものを食べていただきたいですね。特にお米は食べていただきたい。
あとは地産地消で地元のものを食べるというのもしていただきたいです。
輸送費もかからず、地元の農家さんを応援することになりますから。
食べれば食べるほど自給率は上がりますし、生産基盤が強くなります。
農業の生産基盤の強さは国の強さにつながりますので、ぜひ、日本のものや地元のものを
食べていただきたいですね。
農林水産省でも食の問題は、作るだけでなく消費するまでが問題だと考えています。
今後も、動画を通して、日本の食の魅力や生産者さんの声をお届けできたらと思っています。
取材・文/百田なつき 撮影/花田梢