バズることが目的ではない、想いを伝えることが一番大切

―他に再生回数が多い動画はありますか?

「農林水産省あるある」の動画は140万回再生されています。
BUZZMAFFの目的の一つに「農林水産省の仕事を知ってもらう、身近に感じてもらう」というのがあります。
今、国家公務員を目指す人がさまざまな理由でだんだん減っているのが現状です。
そもそもキラキラしたパンフレットだけでは、どんな仕事をするのかわからないと思うので、中で働いている人の雰囲気や内容が伝わればいいなあと思い作りました。
思いのほか、反響が大きくて省内でも驚いています。

官僚系YouTubeチャンネル「BUZZMAFF」 真面目な想いを伝える柔らか広報術_2
白石さんチーム制作の「農林水産省あるある」の動画。140万回再生されている

―課長補佐が一番怖い、上司の指示に専門用語が多いなど他の業界や職種の人にも共感を呼んだのでしょうね。

動画の企画の狙いがわかりやすいことが一番ですね。
誤解してはいけないと思っているのがバズりたいから動画を作っているわけでない。
日本の農林水産業の素晴らしさを伝えること、
農林水産省の取り組みを知ってもらって身近に感じてもらうことが目的です。
その手段がYouTubeであって、国民に見てもらうためにバズることで影響を大きく与えることができると思っています。
バズることが目的はではない。
あくまでも「牛乳が需要不足で廃棄にならないように飲んでほしい」とか「日本のお米を食べてほしい」など、動画で伝えたいことは真面目な内容です。
真面目な内容をYouTubeで柔らかく配信しているので、国民に応援されていると思います。
奇抜な演出ではなく伝えたいという想いが大切だと実感しています。
もちろん、バズって多くの国民に見てもらえるのはすごく嬉しいので、今後も職員の個性を活かした動画作りができるようにがんばっていきます!