「移民と投票不正」についてのツイートが100億回閲覧される
ブルームバーグが数万件のツイートを分析したところ、マスクが「Xにおける反移民陰謀論の最大の拡散者」になっていたことが判明した。2024年、彼は移民と投票不正について1300回以上ツイートし、その総閲覧数は約100億回に達した。
『エコノミスト』誌の分析によれば、2024年のマスクによる移民についての投稿頻度は、二番目に好むトピックである「言論の自由」のほぼ2倍だった。
「場違いな人々」に対するマスクのパニック煽動は、アメリカ国外にも広がっていった。
ちょうどこの時期、彼はヨーロッパ極右による移民の強制的な「再リマイグレーション移住」要求も煽動していた。
再移住とは、さながら人間版のゼロベース予算編成と言える。いったん白紙に戻し、余分な、あるいは不正なデータを取り除き、最初からやり直す。マスクの反移民感情の激しさは、サイバネティックな社会観や国家観と並べて理解されなければならない。
「インド人は言語モデルに置き換えて帰国させる」という発想
政府決済システムへの書き込み権限を与えられたDOGEメンバーであるマルコ・エレスの投稿は、その冷酷な視点を端的に表している。
エレスは一時就労ビザで滞在しているインド人の99パーセントは、彼らより「少し賢いLLM(大規模言語モデル)に置き換えられるだろうし、みんな帰ることになるから心配するな」と語っている。
コードと移民排斥の結びつきは、あまりに露骨であった。DOGEが引き起こした最も恐ろしい成果は、「輸入された」移民という(想像上の)侵入に対抗するため、データ統合を通して大量強制送還を加速させた点だった。
2025年3月までに、マスクの部下たちは『Wired』誌が「マスター・データベース」と呼ぶ移民追跡システムを構築し始めていた。国土安全保障省、内国歳入庁、社会保障局、および有権者名簿のデータを一元化したのである。
それは、パランティアが移民関税執行局と3000万ドルの契約を結び、強制送還対象者を追跡するシステム「ImmigrationOS」を提供することで非市民の「ほぼリアルタイムの可視性」を約束した動きと歩みを共にするものだった。
翌月、『ニューヨーク・タイムズ』紙は、トランプ政権がDOGEの新しい統合データを利用して、システム上で人々を「認識不能」な存在にしていると報じた。
何千人もの人々が社会保障局の「死亡マスターファイル」に追加され、彼らのクレジットカードや銀行口座へのアクセスが遮断された。元長官のひとりは、これを「金融的殺人」と呼んだ。狙いは、生計を立てる能力を締め上げ、「自主的国外退去」へと追い込むことだった。
トランプはまた、書類のない移民をカウントしない国勢調査を要求し、1790年以来アメリカの慣習となっていた原則を破ることとなった――同じくカウントから除外された過去の例外は、5分の3人と数えられた奴隷と、数に入れられなかった先住民だけだ。
政府データベースの「テックサポート」として始まったものが、自然に排他主義的な政治と結びついていった。これはデジタル・ネイティブな移民排斥だった。バグを排除するという比喩は、文字通りの意味で現実となってしまったのだ。
文/クィン・スロボディアン ベン・ターノフ 写真/shutterstock













