「フィリピンのマニラへ向かうつもりだったようです」

海斗容疑者は事件3日後の5月17日未明に羽田空港の国際線ターミナルで逮捕された。

「羽田第3ターミナルの出国ロビーです。韓国・仁川行きの便への搭乗手続きを済ませており、搭乗直前に逮捕されました。仁川経由でフィリピンのマニラへ向かうつもりだったようです」(社会部記者)

17日午後には妻の美結容疑者(25)も自宅近くのビジネスホテルで生後7カ月の娘といるところを逮捕された。別人の名で泊まっていたという。

竹前美結容疑者(本人SNSより)
竹前美結容疑者(本人SNSより)
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「2人は容疑を否認していますが、事件当日に神奈川から現場へ向かう高速道路のサービスエリアで実行役の少年4人に会い、食事をとりながら富山さん宅の金庫の場所など教えたとみられています。その後夫婦は4人と別れて栃木県内の別の場所へ移動し、4人が押し入った時にはスマホの通信アプリを使ってリアルタイムで行動を指示していた疑いがあります」(社会部記者)

4人の実行グループは富山さんと飼い犬を惨殺し、異変を知って駆け付けた富山さんの長男と次男の2人も負傷させた。そして逃走時に1人が逃げ遅れ現場近くで逮捕され、これを機に残る3人と海斗、美結両容疑者も次々と摘発された。だが犯行の全容解明にはほど遠い。

「逮捕された6人は全員で顔を合わせたり顔見知り同士がいたりするなど、『匿名』状態ではなく、共犯者を供述させる従来の捜査で摘発できたといえます。しかし問題は、海斗容疑者がトクリュウの“末端”にぶら下がって指示を受けて犯行を実行したとみられる点にあります。

現場では事件前に東京都内で起きた別の窃盗事件で使われたものと酷似した車両が目撃されていたり、海斗容疑者の海外逃亡に支援があった可能性があることから、海斗容疑者の“上部”にいるとみられるトクリュウの解明がこれからの課題です。

そこで警察庁の判断により、全国都道府県警から捜査官を集めたトクリュウ対策チームが置かれている警視庁を中心とした捜査体制が組まれることになりました」(事件記者)

「ゴボウ御殿」と呼ばれ、近隣に親しまれていた資産家の家(撮影/集英社オンライン)
「ゴボウ御殿」と呼ばれ、近隣に親しまれていた資産家の家(撮影/集英社オンライン)