バフェットが見ていたもの

AI関連という看板だけで買われた銘柄は、相場が逆回転すれば剥げ落ちる。しかし、資源、物流、保険、エネルギー、食料、インフラに根を張る企業は、世界が不安定になるほど存在感を増す。バフェットはそこを見ていたのではないか。

結局、相場とは、派手な物語を買うゲームではない。最後に残るのは、現金を生み、社会に必要とされ、有事に強い事業である。

皆がAIの夢に酔っている時、バフェットは現実を買っていた。

そして私は、その判断こそが、これから訪れるかもしれない日経平均の逆回転を読み解く、最も重要な補助線になると思っている。

文/木戸次郎