ポップコーンの香り漂うスターバックス
投稿者本人にも詳しく話を聞いた。
「20年ほど前の話なので詳細には覚えていませんが、スタバを手に持って堂々と入ろうとしたら、『他店の飲食物はご遠慮ください』のような感じで案内されたと思います。
自分としては、シネコン自体が市内に初めてできた時代でしたので、映画館にスタバが入っている、すごい!という感覚でした。ロビー内のスタバが“他店”という認識になく、単純に驚いたというだけです」
まるで映画館と一体化しているように感じてしまうスターバックス。そこは、通常の店舗とは少し違う空間なのだろうか。
全国のスターバックスを巡っているという20代男性に、スターバックス岡山シネマタウン岡南店を訪れた際の印象を聞いた。
「こちらの店舗は、スタバにいても普通にポップコーンの香りが漂ってくるんですよね。それと立地も相まって、勘違いしてしまうのも無理はないかなと思います。少なくとも、私が行ったときは注意書きは見当たりませんでした」
映画館の近くにあるだけでなく、ポップコーンの香りまで漂ってくる。そうなると、利用者が「映画館と一体の空間」と感じるのも自然かもしれない。
一方で、男性はこの店舗について、単なる“紛らわしいスタバ”ではなく、独特の居心地があるとも語る。
「店舗内部については、よくあるハイテーブルで横一列の充電席のようなものがなかったので、Macをカタカタやっている人はレアなのだと思います。また、座面がソフトな席も多いので、テイクアウトでささっとというよりは、意外と店内でゆったり過ごすような雰囲気でした」
映画の前に待ち合わせをする。鑑賞後に感想を語り合う。パンフレットを眺めながら、余韻に浸る。
そう考えると、映画館のすぐそばにスターバックスがあること自体は、確かに魅力的な設計ともいえる。問題は、その魅力的な近さが、同時に「持ち込めるのでは」という誤解を生みやすいことだ。
なぜ、このような配置になっているのか。シネマタウン岡南を運営する天満屋ストアにも取材したところ、施設設計の意図について、次のように回答した。













