「彼女がいたこともあったのですが…」

囲碁や将棋にかかわらず、古い世代の棋士には賭け事に目がない人も多いといわれている。プロの勝負師としてのフィールドは盤上にとどまらず、競馬場やボートレース場通いを公言する棋士は、一人や二人ではない。

株や相場も勝負の一環と思えば、高林七段の横顔に暗い影を落とすような話ではない。ただし、家族にとっては別だったようだ。

「主人は囲碁に関するグッズのようなものを販売する仕事もしていて、一セット売れば10万、20万になりました。主人は口が上手くて、相手を褒めちぎってそれを勧めるんです。そばにいた私は、売りつけるようなやり取りを聞いていて胸が苦しくなり『お父さん、あんまり売り込みしないで』と袖を引っ張ると、彼は面倒くさそうな顔で日本棋院に出かけて行く、そんなことが続きました。主人は借金の返済で頭がいっぱいで、子供のことまで手が回らないところもありました。

輝行にも彼女がいたことはありますが、私にはあまり言わなくて。女優の菜々緒さんに似た美人さんでしたけど、結婚には至りませんでした。相手の家が金融系でしっかりした家柄で、仕事のない息子は受け入れられなかったんでしょうね」

取材に応じる母親(撮影/集英社オンライン)
取材に応じる母親(撮影/集英社オンライン)
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どんな蛮行を行なったとしても、子を想う母親の気持ちは変わらない。高林容疑者は一刻も早く姿を現して、何があったのかを語るべきではないだろうか。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班