「大事な睡眠の時間なのに…」
4人きょうだいの末っ子だった高林容疑者は、飽きっぽい性格だったという。
「輝行は中学を卒業してからは土建のような仕事をしていました。重労働というほどではなかったですが、肉体労働ですね。ただ、頭の回転は早い方なので、先輩に仕事の流れを教わっても、次の日には『先輩、これはこうした方がいいですよ』と口を滑らせてしまうんです。そうすると『来たばかりなのに生意気だ』と目をつけられるのに、性懲りもなくすぐに口ごたえするから、仕事が長続きせず、転々としていた感じです。
ただ、ちゃんと大工さんをやったこともないのに、家を自分で作れるんです。今はウチの敷地内に離れを建てて、そこに輝行は住んでいるんですが、自分でパソコンを使ってコツコツやり方を調べて、一から全部手作りしたんです。頭は多分いいんでしょうね」
離れを自作するだけあって、大工道具は一式どころか売るほどあったようだ。今回の凶器も、2023年に殺人未遂容疑で逮捕された際に使った手斧にしても、手元にあった道具の可能性が高い。
「前の事件の相手も、やっぱり同じような年頃で騒がしい人たちで、夜中に近所にたむろしていて息子とちょっと喧嘩になったらしいの。今回の事件でも、集まっていた子たちはもう朝5時半ぐらいから大声で騒いでいたと息子は言っていました。
大事な睡眠の時間なのに、多分1時間半かそれ以上は我慢していたと思うんです。それでとうとう限界が来てしまったようです。私は息子を起こしたくないし、息子が出てきたらトラブルになると思ったら、なんとか自分で収めようと思って少年らに注意したんです。
でも110番すればよかったと本当に後悔しています。息子には自首してほしいけど、交友関係とか全然知らなくて、今どこにいるか見当もつかないんです」
母親のインタビュー後編は、高林容疑者の人生にも多大な影響を与えたこと必至の亡父のエピソードを中心にお伝えする。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













