地上波で好調のジャンルとは
一方で近年の地上波ドラマで強いのは、サスペンスや考察要素を持った作品だ。前回の日曜劇場『リブート』がヒットしたのも、毎週新たな謎が提示され、視聴者が次回までの1週間を使って考察できたことが大きいだろう。
同作は中盤で一度数字を落としながらも、終盤に向けて視聴率を上げ、最終回は12.7%を記録している。
放送と放送のあいだが視聴者の考察の時間になることで、その空白時間が熱を冷ますどころか、むしろ盛り上げてくれるシステムになっていた。
今期の朝ドラと日曜劇場は、決して駄作ではない。ただ、ストーリーの題材上、大きなうねりになりにくいことは確かだ。
この苦戦は、単なる2作品の不調ではない。地上波ドラマが、配信時代の視聴者にどう向き合うのか。その難しさが、如実に数字に表れ始めた出来事なのかもしれない。
文/ライター神山



















