「完璧な私」になればなるほど
Bさんは「常に自分を高めるために努力しています」と言うだけあって、とても美しく、お花や着付け、ヨガのインストラクターの資格まで持っていました。
社交的でSNSの友人もたくさんいました。
学問にも興味を持ち、心理学を学びカウンセラーの資格も持ち、相手の気持ちもよく分かる自己肯定感がとても高い女性でした。
しかし、「完璧な私」になればなるほど、「私らしくありたい」とこだわり、結果的に恋人と不仲になり、恋愛が長続きしません。
そうして「本当の私」を分かってくれる理想の男性と出会った時にその人に好きになってもらえるよう、さらに自分磨きをして自己肯定感を高めるということを繰り返していました。
AさんとBさんの悩みは、一見全く違うように見えますが、本質は実は同じなんです。
2人の共通点は、自己肯定感というお化けに取りつかれていることです。
Aさんは自分に自己肯定感さえあればこんなに苦しまないのにとこだわっています。
ですが、実はいま、漫画研究会に入って、引きこもりだった過去とは比べものにならないほど友人とサークル活動を楽しんでいるそうです。
客観的に見れば、決して、苦しそうなんてことはなく、楽しい現実に気づかないことがもったいない。
Bさんは話をしていると受け答えも完璧で、とても素晴らしい人。
ですが、その「完璧な私らしさ」の圧力にこちらがなんだか疲れてくる。
「それが彼と長続きしない原因かも」と指摘しても、「そうですね」と軽く受けながされてしまいます。
「自信に満ち溢れ輝いている自分」へのこだわりを捨てきれず、うまく回らない恋愛関係が嫌。それゆえ、さらに自分を高めるために努力し続けるということを繰り返していました。













