「自衛官」「結婚」見据えていた未来をなぜ捨てたのか

廣川容疑者と春川さんとは八王子市内のファストフードチェーンでアルバイトしている際に知り合ったとされる。

春川さんとの交際は同居する母親にも報告しており、容疑者が春川さんとの結婚を意識していたという報道もある。

文春オンラインは1日、容疑者が今春、海上自衛隊への入隊が内定しており、進路を決めた背景に「被害者の彼女との結婚」が視野にあった、とする容疑者の母親の関係者の証言を報じた。

「廣川くんのお母さんは旦那さんのDV(ドメスティックバイオレンス)がひどかったために離婚し、廣川くんとそのきょうだいを連れて逃げるように沖縄に移住したと母親は話していました。

その際には弁護士からの支援があったそうですから、離婚に当たってかなり揉めたのでしょうね。沖縄で生活の基盤を築いてからお祖母さんも呼び寄せて、しばらく一緒に暮らしていたようです」(廣川容疑者家族を知る沖縄の地元関係者)

廣川容疑者の実家
廣川容疑者の実家
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苦労した母親の姿を見ていたはずの容疑者だったが、自身の行動を顧みることのないまま、春川さんに一方的な暴力を向け、取返しのつかない結果を招いてしまった形だ。

高校時代に経験した挫折を経て、「自衛官」「彼女との結婚」という新たな目標を見つけ、将来への希望を見出していたようにも映る容疑者。交際のもつれからストーカー化していく中で未来への展望を失い、凶行に走ったのか――。その真意を知るすべはない。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班