死亡した容疑者と同姓同名で…
「確かな情報ではなく憶測だけで書くのはあんまりかなと思います」
落ち着いた様子ながらSNSによる無責任な拡散の被害を訴える男性は、学生時代、スポーツ強豪大の選手として鳴らし、部の重要な役職を務めたこともあって自分の写真を含む部活動を紹介するポストをしていた。また、この部のアカウントにも男性の記録を紹介するポストが残っている。
26日深夜、池袋事件の容疑者名を警視庁が発表し、それが報道されると、名前を検索して見つけたのか、ある人物が4年ほど前のこうしたポストを引用し、
〈年齢と地域が一致しているので●大学●部ブログに登場していた人だろう。体格がよく戦闘力高そう。〉
などと書き込み、これが12万回も表示されるなど拡散され、その後も「まとめサイト」や配信者などが「特定」などと煽って男性の個人情報を拡散している。
だが、指摘された男性は、死亡した容疑者と漢字は同姓同名でも読み方は微妙に違い、しかも年齢も異なっている。
事件を取材する社会部記者も、
「警視庁が死亡した容疑者の住所は『不詳』と発表したので、名前を頼りに可能性のある人を報道各社が探しました。同姓同名のその男性の関東にある関係先にも27日の午前中は多くの取材が入ったようですが、関係者が否定してすぐに無関係だと確認されました」と話す。
男性の関係者は「本人は元気に今日も出勤しています。人違いで本当に困っています」と話していた。結局27日夕、記者と直接話した男性は「大学と、今働いているので職場にも影響しそうです。ちゃんと確認をしてほしい」と訴えた。
実際、死亡した廣川容疑者が最近まで家族と暮らしていたとみられる家は、間違われた男性の家とは遠く離れたエリアにあり、各社“ウラどり”取材に追われている。













