水泳に打ち込んだ廣川容疑者の少年時代とその後

交際相手に対してゆがんだ執着心を抱き、ついには殺害にまで至った容疑者は、その心中でどのように狂気を育てていったのか。

「廣川くんは、スポーツマンだし勉強もできる『でぃきやー(沖縄方言で『優秀な人』の意)』だと思っていたので事件はショックだった」と振り返るのは、容疑者の高校時代を知る沖縄の地元関係者だ。

廣川容疑者
廣川容疑者

同関係者が証言するように、廣川容疑者は、県中部で進学校として知られるF高校の出身。学校内での評価も悪くなかったようで、沖縄県外の有名私大や国立大への進学を目指す「特進クラス」に通っていたという。

「小さいころから水泳部に通って大会にも出場するほどだったと聞いていましたが、高校では短期間ながらバスケ部にも所属してコートで汗を流していました。

そんなに目立つタイプではありませんでしたが、『陰キャ』ってわけでもなかった。卒業した後のことはあまりわかりませんが、少なくとも学校内で特別浮いていたわけでもなかったから、事件のことを聞いても、まさか、という驚きしかないですよ」(地元関係者)

廣川容疑者
廣川容疑者

廣川容疑者は両親の離婚を機に、母親らとともに小学生時代に本土から沖縄に移住。本島中部の沖縄市で育ち、幼少期には水泳に打ち込んで全国大会に出場するほどの実力だった。

高校卒業後は関東に拠点を移したが、犯行に至るまではアルバイトを転々とする生活を送っていた。

「どうやら大学受験に失敗してしまったようで、卒業後は高校時代の同級生らとも疎遠になってしまっていたようです。沖縄で飲食店のアルバイトなどもしていたようですが、周囲も気づかぬ間に沖縄から内地(本土)に越してしまっていました」(同)

沖縄市内、当時の廣川容疑者宅付近の海辺(写真/集英社オンライン)
沖縄市内、当時の廣川容疑者宅付近の海辺(写真/集英社オンライン)