ファミマのおにぎりの売上は前年比1.2倍に増加
ファミリーマートは3月6日から「大谷選手ファミマおむすび割2026」を実施している。大谷が出場する公式試合で、ホームランを打つまたは勝利投手になるとクーポンを先着1万枚配布するというものだ。
このキャンペーンの1年ほど前に取り組んだ「おむすび二刀流、解禁。」キャンペーンの効果は凄まじいものだった。おむすびの店舗当たり売上は前年比120%超に伸びた。キャンペーンで押し出した3つの商品は発売から1週間で累計販売数が300万個を突破したのだ。ファミリーマートの2025年3月~5月における本業のもうけを表す事業利益は18%伸びた。同期間のセブン&アイ・ホールディングスの国内コンビニエンスストア事業の営業利益は11%減少している。
コンビニはインフレによって集客に苦戦しており、主力カテゴリーの1つであるおにぎりはコメの価格高騰で販売価格も上昇。セブンイレブンが100円おにぎりを復活させるなど、各社が販売戦略で難しいかじ取りを迫られている。そんな状況下で、ファミリーマートが大谷を起用してキャンペーンを成功させた功績は大きい。
WBCでの大谷の活躍が光るほど、スポンサー企業に与える恩恵も大きそうだ。インフレで消費が停滞する日本経済の救世主とさえ言えるのかもしれない。
取材・文/不破聡













