「関係者の間では、いつか破綻するだろうと…」

酒井容疑者は「JAKOPS」名義で、XGのほぼ全楽曲のクリエイティブを統括してきた人物である 。

2022年に発売したデビュー曲は、全米ビルボードチャートで日本人アーティストとして史上初のウィークリー1位にランクインした。以来、2025年の「コーチェラ」出演など、日本発のアーティストを世界水準へと押し上げたその手腕は、エイベックスのHP上に掲載されている統合報告書でも「グローバルIP創出の成功例」として特筆されている。

しかし、酒井容疑者の素顔について、業界関係者は次のように証言する。

「彼の業界内での評判は芳しくありませんでした。一言で表現するなら『暴君』です。すべてを自分の思い通りに動かさなければ気が済まない独善的な性格でした。特にXGのプロジェクトについては、韓国での長期にわたる練習生期間やコロナ禍によるデビュー延期が重なり、運営コストが膨れ上がっていました。

その過程で彼の金銭感覚は完全に麻痺し、グループを私物化するような振る舞いや、投資資金を自身の意向のみで浪費する姿が目立つようになったのです。関係者の間では『いつか破綻するだろう』と冷ややかな目で見られていました。

特に、韓国での長期育成や世界展開に伴う肥大化した予算が、彼の支配欲を加速させ、グループやスタッフの『私物化』に近い状態を生んでいました」

SIMONこと酒井じゅんほ容疑者
SIMONこと酒井じゅんほ容疑者

同じく逮捕された長谷川容疑者は、統合報告書内でのインタビューにおいて「グローバルで戦える組織構築もSIMONさんと密に連携をとり、日々改善をしながら進めています」と語っている。