「二重取り」だけで年間約1400億円が国民から吸い上げられている

▼第一の闇:税の上に税をかける国

ガソリン価格を抑えるために投じられた国費は、累計9兆円に迫る。「国民のため」という説明に、国民の多くは疑問を持たなかった。しかし少し立ち止まれば、この制度の随所に「誰かが得をする構造」が透けて見える。

ガソリンスタンドで170円を払うとき、その内訳を気にする人は少ない。しかし中身を分解すると、本体価格123円にガソリン税28.7円と石油石炭税2.8円が乗り、その合計154.5円に消費税10%がかかる構造だ。

<ガソリン補助金3つの闇>「1リットル170円」のヤバすぎる内訳…年間1400億円“二重取り”と消えた17円…9兆円補助金は誰のために_1

問題はここだ。消費税は「ガソリン本体」だけでなく、「税金部分」にも課される。ガソリン税と石油石炭税の合計31.5円に対しても3.15円の消費税が乗る——「税の上に税」、Tax on Taxだ。